先日密かに推してた芸能人の結婚報道があった。
※プレ推しとは推しまでいかない推しのこと。ちょっとディープな角度から入ったってだけのお茶の間ファン。いま決めた
めちゃくちゃ羨ましかったが、一日も経てばすぐに忘れ…られることはなく、結構羨ましかった。2週間くらい。
仕事中もふと思い出してはみぞおちあたりが切なくなる。
これが俗に言うロスか。心にぽっかり穴が空いたみたい、ってこういうことか。口ではチクショー!と捨て台詞を添えて祝福した、人としてのプライドがあったので。
でも本当は全然喜べなかった。嫉妬に似ている気もする。
なんだ。なんなんだこれは、不快だなぁ。
心に波が立つのが居心地悪くて、なんで羨ましいのか分析しようとしたけど、二人に抱いていたのは恋愛感情じゃないと思ってたんだよなぁ。推し、いやプレ推しを取られた的な嫉妬だとしても引きずる期間が長い。
浮かぶ仮説。
「結婚したふたり」が羨ましい。
推しと結婚した人が羨ましい、もそうなんだけどそれだけじゃなくて、推しとお相手が結婚というものをしたこと自体が羨ましい。気を許せるふたりが出会ってこれからも一緒に居ましょうねと言えるだけの関係を築いたことが。
ほんとに?
自分はそこまで結婚願望がないはずなんだけど、まぁ人生成り行きでねくらいに構えている人間だと思ってたんだけど、その設定はもしかして変わりつつ…あるの?
確かに他の報道とは違って今回は自分と対象の二人の年齢も近かったし、どちらかと言えば内面に親近感を覚えて推していた推しだった。あ、プレ推しだった。
多分ここ数年で少なからず結婚自体に興味が湧いてたんだな。自分が知ってる自分じゃなくなっててプチショック。
羨むというのはつまり自分が持っていない何かが目に入るから浮かぶ感情なので、それを自分が欲しいと思ってる、というセンサーみたいなもんなのかもね。
欲しがることは悪じゃない。自分が欲しいものを自分が分かっていてあげないと、行動も諦めも始まらない。
自分が知らない自分に出くわすと居心地悪くなるけど、でもこれからも羨ましいと思ったら、それを素直に認めるってことは大切にしようと思った出来事でした。
ところで結婚に興味沸いてるのか…それはちょっと…ちょっと一旦考える時間をおくれ…